合同会社のメリット・デメリット

①設立費用が安い

合同会社は株式会社と比べて、設立登記の費用が安いです。株式会社の場合は、法務局での登記費用が最低２０万円するのに対し、合同会社は６万円で済みます。

②役員変更登記が不要

株式会社の場合、役員の任期は最長１０年まで設定できますが、合同会社の場合、任期は存在しません（定款で定めることもできます）。これにより、登記のコストが抑えられます。

③決算公告義務がない

株式会社の場合、決算公告が義務付けられてますが、合同会社の場合は義務がありません。そのため、官報などへの掲載料を節約できます。

④配当金の分配割合を自由に決められる

①知名度が低い

残念ながら、合同会社は株式会社と比べ、あまり世間に認知されてません。名刺交換の際に、「合同会社って何？」「なぜ合同会社にしたの？」と聞かれるかもしれません。

②意思決定が難しい場合がある

合同会社の場合は、出資額にかかわらず、議決権が１人１票のため、意見が割れてしまうと、収拾がつかなくなる恐れがあります。

③「代表取締役」と名乗れない

合同会社の代表者の肩書は、株式会社でいう「代表取締役」ではなく、「代表社員」となります。代表取締役という肩書にあこがれる方も少なくありませんので、注意してください。